経口薬で再発率の低下を示した
- 製造・販売元
- アストラゼネカ株式会社
- 対象患者
- 閉経後乳ガン
- 用法
- 錠剤を服用する
- 有効率
- 33.33%
- 副作用
-
- ほてり
- 吐き気
- 脱毛など
- コスト
- 662,6円
- 禁忌
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- 妊婦または、妊娠の可能性がある
- 過敏症の既往歴がある
アリミデックス紹介
アリミデックスは閉経後乳ガンに最もよく使われる薬です。ノルバデックススを使った代表的なホルモン療法と比較すると、5年間で有意な差が出たということで有名になった薬です。
経口薬で長期に投与できる
経口薬であること、長期に投与できるということがアリミデックスの利点です。投与をはじめたばかりのころに、ほてりや吐き気が多少みられる点をのぞくと、比較的安全に長く使うことができる薬です。
アリミデックスは閉経後乳ガンの薬ですので、妊娠している方や若い方には、使いにくい薬です。残念ながらアリミデックスはまだ、この薬単独での成績しか報告されていません。
ホルモン剤や抗ガン剤と併用した場合に、はたして効果が増強されるかどうかについては、成績がまだ出ていません。現在は単独で使うことが原則になっています。乳ガンの術後に再発を予防する場合、投与していない方にくらべると投与していた方が、5%以上再発が少なくなること、そしてそれがノルバデックスを使った代表的なホルモン療法よりも優れていることが最近報告されました。
投与中の日常生活
投与しはじめたころに軽い吐き気がありますが、その後は一般に吸収がよくなったり、肥満や肝障害が出る場合があります。食事の量や飲酒量を急にふやしたりしないように気をつけたほうが無難です。運動はむしろしていただいたほうが良い場合が多いようです。日光や喫煙、運転などではとくに気をつける必要はありません。