アフェマ(一般名:塩酸ファドロゾール水和物)

ノルバデックスやアルミデックスにかわる閉経後乳ガンの薬

製造・販売元
ノバルティス ファーマ株式会社
対象患者
閉経後乳ガン
用法
錠剤を服用する。
有効率
37.5%
副作用
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • 腹痛
  • 疲労感
  • めまい
コスト
324円
禁忌
  • 妊婦または妊娠している可能性がある
  • 授乳中
  • アフェマに対して過敏症の既往歴がある

アフェマの紹介

アフェマは、アリミデックスという薬にかわる閉経後乳ガン薬です。投与してすぐに、みられますが、少ない薬です。吐き気や嘔吐がまれに比較的安くて副作用の少ない薬です。ただしアフェマはまだ第一選択薬ではありません。

使いやすい薬

アフフェマとアリミデックスは、幸いなことに有効である群がちがいますので、一方が無効になつたからといって、もう一方が無効であるとは限りません。どちらか一方を処方して、それが効かなくなつた場合にはもう一方を使うというケースがよくあります。

アフェマは一般に、3ヶ月以上処方しませんと効果が出てきません。現在はまだ、長期問投与して再発率を低下させる効果について、アリミデックスほどきちんとしたデータが出ていません。今後の試験の結果が待たれているところです。

ただ臨床からの印象としては、比較的副作用が少なく、外来で服用するだけで腫瘍マーカーや乳ガンが小さくなることが、経験として20~30% の方にみられますので、抗ガン剤にくらべて非常に使用しやすい薬の1つといえます。投与をはじめて最初の1週間から10目前後で、吐き気や嘔吐、食欲不振、腹痛、疲労感、めまいなどの副作用が出ることがあります。

投与中の日常生活

入浴、食事、運動、車の運転、喫煙、飲酒などには、とくに気をつけることはありません。