ガン予防の基礎知識」カテゴリーアーカイブ

ガンを予防するために知っておきたいこと 食材の情報。 ガン患者の多い時代にガンを寄せつけない体をつくるための食事、運動、生活習慣。

疲労回復や免疫力のアップ「にんにく」

デザイナーズピラミッドでも最上階に分類されている「にんにく」。古代ギリシャ時代から、疲労回復や抗菌作用をもつことが知られています。

特有の刺激的な香りには、免疫力を高める強い効果があります。このにおいのもとは、イオウ化合物である「ジアリルスルフィド」「アリシン」「アホエン」など。

おろす、刻む、加熱するなどして、香りを十分に引き出して食べるとよいでしょう。また、これらのにおい成分には、発がん物質の毒性を消す酵素の働きを助けたり、発がんを促す活性酸素を消去したり、がん細胞が増えるのを防ぐ働きがあり、高いがん予防効果が期待されます。
ただし、いくらがん予防効果が高いといっても、食べ過ぎは禁物。イオウ化合物の作用が強くなり過ぎて胃の粘膜を荒らしてしまうこともあります。1日に生なら1片、加熱済みでも2片にとどめましょう。

にんにくでガンを予防する

香り成分に抗酸化作用「しそ」

しそ特有の香り成分であるテルペン類( シリアルアルデヒド、リモネン、ピネン) には、強力な殺菌作用があります。このテルペン類は動物実験で発がんを抑制する効果が認められ、細胞のがん化を促す活性酸素を無毒化する高い抗酸化効果があると考えられており、青じそと赤じその両方で効果が期待できます。

しそ科の香辛料( ローズマリーやセージなど) にも、動物実験ではありますが、一部のがんに対する抑制効果が確認されている物質が豊富に含まれています。
これらは油に溶けやすいので、魚の調理や妙め物など抽を使った料理の薬味に使うと効果的です。
青じそにはがんを増殖させる物質を抑制するオレアノール酸も含まれ、β-カロテンやビタミンC 、ビタミンEなども豊富なので、抗酸化力がさらにパワーアップします。

ガンに負けない食品たち

がんと闘う植物性食品ではにんにく、キャベツ、甘草、大豆、しょうがを特に強力であると紹介しましたがこれはアメリカのデザイナーズプログラムが基礎にあります。

デザイナーフーズプログラムは、アメリカ主導の研究なので、日本では日常的に食べていても、アメリカではほとんど食べない食品はリストから抜けています。
例えば海藻類や、きのこ類、野菜類です。このほか、リスト中のブロッコリーに含まれ、高いがん予防効果があることが確認された成分は、同じアブラナ科の野菜であるわさびやだいこん、かぶにも多く含まれていることがわかっています。
ですから「リストにないので効果がない」と判断しないようにしてください。
このように、食品の植物学上の分類が同じであれば似通った成分を含んでいる可能性は大きく、また、未知の成分も今後発見されるかもしれません。各食品にはさまざまな成分が存在し、食べる食品の種類が増えることで体内で補完し合ったり、相乗効果をもたらしていることを忘れないようにしてください。

デザイナーフーズ以外でガンの予防が期待できる野菜類

    野菜類

  • ユリ科:にら、ねぎ、グリーンアスパラガス
  • ナス科:ししとうがらし、とうがらし
  • セリ科:せり、パセリ、みつば
    アブラナ科:だいこん、かぶ、わさび、ちんげんさい、ラディッシュ、小松菜、クレソン、かいわれ菜、白菜
  • ウリ科:かぼちゃ、とうがん、にがうり
  • キク科:ごぼう、しゅんぎく、ふき、れた、レタス、サラダ菜、ふきのとう、サニーレタス
  • きのこ類

  • しいたけ、えのきたけ、マッシュルーム、まつたけ、しめじ、まいたけ、エリンギ、なめこ
  • 海藻類

  • わかめ、昆布、とろろ昆布、ひじき、もじく、のり、めかぶ
  • 香辛料・ハーブ類

  • 青じそ、みょうが、カレー粉、ミント、ローリエ
  • 穀類・豆類・種実類

  • 雑穀、とうもろこし、そらまめ、グリーンピース、さやえんどう、さやいんげん、えだまめ、豆腐、納豆、生揚げ、きなご、ごま
  • 果実類

  • 柑橘類:すだち、かぼす、ライム、みかん
  • 嗜好品

  • ココア

こうした食品を十分に食べる機会がない人などは「野草酵素」などもおすすめです。人間の生活に欠かせない触媒としての酵素を高い品質を維持した状態で摂ることができます。