胃や大腸などの消化器のガンを防ぐ効果が強力
たまねぎは、優れた抗ガン食としても世界的に注目されています。特に、消化器系のガンに強力な予防効果を抑制することが確認されています。まず、胃ガンと大腸ガンについて主な具体的な結果です。
胃がん(オランダ)
55~69歳の12万852人の調査。食事などの生活習慣を10年間にわたって集計しています。その中か3500人を選び、胃ガンになった139人と胃ガンではない3133人を比較したところ、次のような結果が出ました。
1日当たりのタマネギ摂取量を、
- 全く食べない人(A群)
- 4分の1個未満の人(B群)
- 4分の1~2分の1個食べる人(C群)ト
- 2分の1個以上食べる人(D群)
4群に分けると、胃ガンになる危険度は、全く食べない人(A群)を1とした場合、B群0.75、C群0.71、D群0.44の発症率になりました。つまり、たまねぎを毎日4分の1 個以上食べれば、胃ガンの発生率は50%以下になるということです。
大腸ガン(フランス)
結腸ガン453人、直腸ガン365人、どちらでもない2851人を対象にしています。そして、たまねぎを食べない人と比較的よく食べる人が大勝ガンになる危険度は、結腸ガンで1対0.16、直腸ガンで1対0.17となり、たまねぎの明確な抗ガン作用を示しました。
ガンの発生や増殖を阻止する成分が多い
肺ガン(インド)
肺ガンになった男性281人と肺ガンではない1207人について、食品と肺ガンの発症率との関係を調査しています。そ結果、以下の食品を毎日食べない群が肺ガンになる危険度を1とした場合、各食品を毎日食べる群の危険度は、たまねぎで0.03、緑黄色野菜で0.37、バナナで0.39、ウコンで0.05となり、タマネギとウコンに顕著な予防効果が現れました。たまねぎはできるだけ食べるようにしたほうがいいでしょう。
近年、抗ガン作用を発揮するたまねぎの有効成分も解明されつつあります。その1つが、イオウ化合物で、発ガン物質の形成を阻止するとともに、胃ガンの原因菌であるピロリ菌を駆除する効果も確認されています。さらに、フラボノイド(植物の色素化合物)のケルセチンも抗酸化作用によってガンの発生と増殖を抑えることがわかつてきました。
これらの成分は加熱調理しても抗ガン作用を発揮するので、ガンの栄養になる脂肪分が多い料理を食べるときは、たまねぎもいっしょにとることをおすすめします。
濃縮たまねぎの口コミ、使用感、効能・効果一覧は、たまねぎで実際に病気や不快な症状を改善した人の体験談がありますが、たまねぎ効果には驚くばかりです。
一時期、デトックスが流行した際にも一番、解毒力のある食材はたまねぎだったと記憶しています。食べる以上は、不要物を排泄しなければいけませんので、たまねぎは欠かせないということです。
ピンバック: コレステロールを下げる食品(たまねぎ) | 健康メモ
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